ごあいさつ
平成12年介護保険制度開始とともに、私たちはこれからの高齢社会を支えるために、無我夢中で走り続けてまいりました。そして、私たちが目指すべきことは何かということを常に心に留め、私たちの使命を考え続けてまいりました。
春風会の大きな特色の一つは「共育(共に育つ)」ということを大切にしてきたことでした。
開所当時は多忙で、研修会を開催することは非常に困難なことでした。それでも妥協せずに少しでも学ぶ機会を持てるように努力してまいりました。今日では学ぶことは春風会の日常の一部となり、毎週どこかでカンファレンスや研修会が開催され、年度毎に「全体研修会」「事例研究発表会」が開催されております。これらの結果は春風会がこれまで成長することができた大きな要因となっております。
また、春風会は「社是・理念・憲章」を位置づけ、私たちの使命は何かということを考えてまいりました。その基として、正しき人の道を求めるという意味を持つ理念「仁慈楽歓」、そして私たちが歩む道標として「春風会憲章」を定めております。この理念と憲章を年度初めに「全体集会」で共有し共同体の絆を深めております。
これまでに数多くの様々な出来事がございました。昼も夜もなく何かあればご利用者のお宅に駆けつけさせていただく「ホームヘルパー」のスタッフたち、緊急に泊まらなければならない状況になったご利用者に寄り添い見守らせていただく「デイサービス」「小規模多機能居宅介護サービス」のスタッフたち、365日24時間困難な状態になられたご利用者の傍らで元気づけ、励まし続けさせていただく「グループホーム」のスタッフたち、これらのスタッフの姿と情景が浮かんでまいります。そしてそこにはご利用者の安堵のまなざしと心からの笑顔をいただくことができました。なんと素晴らしいことでしょうか。こうして、春風会に集った同志たちはそれぞれに熱い想いとともに介護という職分を果たしてまいりました。これからも邁進してくださることと確信しております。
春風会の名の由来ですが、例えば人生はよく四季に喩えられます。しかし、たとえ年老いたとしてもその方の魂はいつも輝いているものだと春風会は考えます。その魂の命を輝かせる春風のごとき優しい息吹をお送りしたい。そしていつまでも人として生きることの歓びを忘れずにその使命を全うしていただきたい、そのような思いが名の由来であり、春風会創業の動機であります。
これからも私たちは人と人とがふれあい、支えあい、人生の春をいつまでも感じることのできる地域づくりを目指し、みなさんの地域の一員として、優しい春風を運んでまいりたいと願っております。
感 謝
会社概要・沿革
会社概要 | |
社 名 | 株式会社春風会 |
本 社 | 和歌山市和歌浦中1丁目1番15号 |
代 表 者 | 三木拓哉 |
創 業 | 平成8年6月 |
設 立 | 平成11年8月 |
2,200万円 | |
拠 点 数 | 3箇所 |
売 上 高 | 4.8億円 |
取 引 銀 行 | 紀陽銀行 商工中金 きのくに信用金庫 |
加 盟 団 体 |
一般社団法人「民間事業者の質を高める」 一般社団法人 日本認知症ケア学会 宅老所・グループホーム全国ネットワーク 公益社団法人 日本認知症グループホーム協会 一般社団法人 和歌山県認知症支援協会 和歌山県訪問介護事業所協議会 |
沿革 | |
平成11年 | ・居宅介護支援事業認可 ・訪問介護事業認可 |
平成12年 | ・春風会訪問介護サービスとして7名のスタッフで事業を開始する |
平成13年 | ・全体研修会が初めて開催される |
平成14年 | ・ホームヘルパー養成講座を開始する ・訪問介護スタッフが70名に達する |
平成15年 | ・和歌山初の宅老所タイプの「認知症対応型デイサービス単独型春や」が開設される |
平成16年 | ・春風会きし事業所を開設(デイサービス、訪問介護) |
平成17年 | ・春風会かたおなみ事業所を開設(デイサービス、訪問介護、有料ショートステイを併設) |
平成18年 | ・経営会議が始まる「株式会社春風会」に法人組織変更 |
平成19年 | ・全体集会が始まる(現在の基となる経営方針を発表) |
平成22年 | ・「海と風の家」春風会かたおなみが開設される(グループホーム、認知症対応型デイサービス) |
平成26年 | ・「光と風の家」春風会きしが開設される(グループホーム、認知症対応型デイサービス) |
平成28年 | ・「光と風の家」春風会わかのうらが開設される (グループホーム、認知症対応型デイサービス、小規模多機能型居宅介護サービス)Wind club Cafe併設 |