介護福祉士を目指す外国人実習生の受入 - 2019.12.26

今年も和歌山YMCA国際福祉専門学校から、介護福祉士を目指す外国人実習生を8名受け入れました。彼らの母国では、最後まで住み慣れた家でご家族と過ごす従来の家族介護から、社会的な制度に基づく介護への転換とし、日本の介護福祉士養成に関心が高まりつつあるようです。

実習生達は、認知症の方がグループホームで“その人らしい暮らし”を継続するためにどのような支援が必要かを目標に掲げていました。ご入居者と関りを多く持ち、現場で多くの経験を積んでもらえるようカンファレンスで話し合い、受け入れ態勢を整えました。

先ずは、ご挨拶!!ご入居者の視野に入り目線を合わせ、笑顔でコミュニケーションを図れるよう、職員も話題のきっかけ作りを行いました。

日本語で一生懸命話しかけ、優しい雰囲気と愛嬌のある実習生に、ご入居者も楽しそうにお話しされフロアも明るくなりました。

介護の専門職として介護技術・医療知識だけでなく、残存機能の活用や自己選択・自己決定、自立支援など“なぜ、そうするか”根拠を必ず伝え教えることは、私達自身の支援も振り返ることができ勉強になります。

介護の専門用語を使い、毎日実習記録【1日の行動目標・指導内容・実施内容・考察】を書くことはとても大変ですが、日々成長する彼らを心より応援し、頑張っていただきたいと思います。